どーも、とーふです。
小説『屍人荘の殺人』の感想記事になりますが、東京創元社の回し者ではありません。
作品情報
今村昌弘のデビュー作で、第27回鮎川哲也賞受賞、このミステリーがすごい!2018、週刊文集のミステリーベスト10、本格ミステリ・ベスト10で第1位を獲得、第18回本格ミステリ大賞(小説部門)を第15回本屋大賞3位に選ばれているすごい作品。
コミカライズもされていて、少年ジャンプ+で連載中です。
無料で読むことができますよ。
また、12月13日には映画が公開されます。
これまた豪華!
まさに今話題の作品です。
あらすじ
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。
合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け━━。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった・・・・・・!!
究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか!?
東京創元社『屍人荘の殺人』カバーより
ここがおもしろかった
※ここから軽微なネタバレ含みます
等身大の登場人物たち
後輩の女の子を狙うOB、ゾンビ映画オタクのおデブ君、気弱な子を守る男勝りな女の子など、登場人物はどこにでも居そうな大学生たち。
自分が大学生であることもあり、物語に入り込みやかったです。
現実の推理作家の名前や映画名が出てくるので、それもまた現実味を醸し出してきます。
探偵である剣崎比留子も推理オタクで事件に足を突っ込みたいタイプの人間ではないっていうところがまたイイ。
事件にはよく巻き込まれるそうですが...
映研に美人が多いのは少し信じられないヾ(ー ー )ォィ それは失礼!
非現実的なクローズドサークル
クローズドサークルとは、天候や道路が塞がれることで事件現場から出られなくなるミステリーのあるある展開のことを言います。
(この本で覚えました。)
タイトルから想像がつきますが、この作品には屍人=ゾンビが登場します。
ゾンビに襲われ紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされるわけですが、そんな状況下で殺人が起こります。
いつゾンビがバリケードを破ってくるのかわからない状況。
読んでいるこちらもハラハラしちゃいます。
先が気になり過ぎるストーリー展開
ゾンビに囲まれた絶対絶命の状況の中、殺人を行うのはまさに狂気。
そんな狂った殺人犯が誰なのか気になってしかたがなくなり、どんどん読み進めたくなっちゃいます。
主人公の葉村譲がまさかあんなことをするとは...
最後に
ミステリー作品を数多く読んでいる訳ではありませんが、『屍人荘の殺人』は非常に面白い作品です。
4冠で映画化されるんだから面白いのは当然か
久々に読んだ小説がこの作品だったのですが、小説を読むことの楽しさを教えてくれました。
映画も楽しみです。
皆さんも是非読んでみてください。
続編もあります。
コミック版はこちら。
☆最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆
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